サイクリングログセンサーCEREVO RIDE-1

サイクル用品

新しいサイコンが欲しいなぁと、いろいろ物色しているときに見つけたRIDE-1ORBITRECという3Dプリンターを利用した世界初のIoT自転車を開発したCEREVO社のサイクルログセンサーです。

9軸センサー、温度センサー、GPSなどを搭載し、気温、気圧、照度、速度、場所、自転車の姿勢、方位、斜度を記録することができ、それらの情報はBluetoothで連携したスマホからリアルタイムで確認することができるとのこと。IT屋としては、この手のデバイスに目がないんですよね。ということでソッコーでポチって発売日にゲットしました。

箱の中身は、端末本体、充電用micro USBケーブル、取り付け用ステーのみといたってシンプル。マニュアルについてはWebで。

こんな感じでボトルケージとステーを共締めして取りつけます。ステーに端末本体を取り付け、付属のゴムバンドで固定。ゴムバンドについては、何度も着け外しを繰り返していると切れてしまいそうで若干不安かな。

端末本体のみでもデータの計測ができますが、スマホと連携することでリアルタイムに各種データを表示させることが可能。車体の傾きもアニメーションで表示されます。ただ、乗ってるときは画面を注視できないので、面白いけどあまり使い道が機能かなぁ・・・

走行後は位置データなど各種データをスマホから確認することが可能。ただし、現時点では確認できるのは位置データ、距離、時間ぐらいで、詳細なデータはクラウドにアップロードし、ブラウザから確認しなければなりません。
取得したデータはスマホからWiFi経由でクラウドにアップロードし、専用サイトから閲覧可能。ただし、strava等の他のサービス・アプリと比較すると貧弱感は否めません。また、センサーが悪いのか、Webサイト側が悪いのか速度の表示がかなり怪しく、感覚的には実スピードの3倍ぐらいで表示されている模様。(画面では86.1km!?) あと、せっかくの9軸センサーのログデータを細かく分析する画面がありません。まだ発売されたばかりで仕方のない部分ではありますが、センサーが良くても、それを活用するアプリケーションがないと全く意味を成さないので、今後良いものが出てくることを期待しています。
この手のロガーについては、自転車よりもモータースポーツの方が先行しているのかな?6年ぐらい前からバイクに取り付けて使っているGPSデータロガー(747Pro)と解析アプリLAP+。

走行ラインに加え、速度、加減速、バンク角をトレンドグラフで可視化することで様々な解析ができます。もちろん、サーキットを走るバイクと、ほとんど直線の長距離を走るロードバイクでは用途が全然違うので同じことを求めるのはナンセンスですが、どうしても似たようなものを求めてしまいます。とはいえ、RIDE-1には747PROにはないIoTデバイスとしての機能がありますから、今後はそちらの方のアプリケーションの強化にも期待です。

あと、子供のランバイクに取り付けてみるのも面白いかも。Bluetoothの電波が届く範囲限定にはなりますが、手元のスマホで速度や心拍数(別途センサーが必要)をリアルタイムでモニタリングができると練習の効率が上がりそう。この辺は突き詰めていくと、ウェアラブルデバイスの範疇かもしれませんが、考えるとワクワクしますね。

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