4iiii PRECISION導入

カスタム・メンテナンス

昨年秋にMERIDA CYCLO CROSS CANTIに乗り換えて9か月。パワーメーター無しのライドに特に不満はなかったのですが、コロナ渦の自粛生活でローラートレーニングを行う頻度が増え、またZwiftがやりたくなってしまい、再びパワーメーターを導入することにしました。

今回チョイスしたのはカナダの新興ブランド4iiiiのクランクタイプのパワーメーター「4iiii PRECISION」。グレードにもよりますが、一番安い105クランクベースのものであれば3万円で愛車にパワーメーターを手軽に導入することができます。

shimano純正クランクにセンサーが取り付けられており、ボタン電池で駆動

 

取り付け作業

4iiii PRECISIONのインストールはとても簡単。10分もあれば十分です。

表から見ると普通の105クランク

クランクの脱着に必要なshimanoの専用工具が必要なので事前に準備しておきましょう。ちなみに私はパワーメーターと一緒に注文したのですが、この専用工具の到着が3日遅れ、目の前にパワーメーターがあるのに取り付けられないという生殺しに遭いました(T_T)

これが元々ついていたクランク。まずはペダルを外します。

4iiii PRECISIONにはケイデンスセンサーが内蔵されているので↑のセンサーは不要

クランクの固定ボルトを緩め、専用工具でロックナットを外します。

ボルトを緩めてからじゃないとロックナットは緩みません
取れた。さすが専用工具と言ったところだけど汎用工具で脱着できるようにして欲しいなぁ。

あとはクランクを取り外して、逆の手順で4iiii PRECISION付きのクランクとペダルを取り付ければOK。

105のロゴがかっこいい。やっぱり新品はきれいで良い。
内側から見るとこんな感じ。クランク長は購入時に選べます。

一応、4iiii公式スマホアプリでパワーメーターのステータスを確認したり、校正を行うことができますが、必須ではないです。GARMINのサイコンであれば、そちらから校正を行うことが可能です。(私はGARMIN EDGE 520を使用)

アプリを使うのはファームウェアのアップデート時ぐらいか?

 

Zwiftに接続

4iiii PRECISIONはANT+とBluetoothの2チャネル接続に対応しているので、昔ながらのANT+ドングルは不要。ZwiftとはBluetoothでPCやタブレット、スマホとダイレクトに接続可能です。(サイコンともANT+で同時接続可能)

今時のデバイスでZwiftするならBluetooth対応が必須!
Zwiftの画面にもパワーが表示されて、アバターが動き出した

ちなみに、このパワーメーターは左足のみ計測のタイプなのでZwiftやサイコンに表示されるパワー値は左足のパワーを2倍した値になります。私の場合、利き足である右足の方が1、2%強い傾向があるので(以前使っていた両足タイプのGARMIN Vector2による計測結果による)、実測よりもやや低い値が表示されると思えば公平かつ妥当かと。

左右バランスやペダリング効率など高度な測定や分析には対応できませんが、「とりあえず自分のパワー値を知りたい・管理したい」「パワートレーニングをしたい」「Zwiftをプレイしたい」という方にはこれが現時点で最もコスパが高い選択だと思います。むしろ、私自身はこれで十分だと思ってます。

※ただし、ダイレクトマウント式リアブレーキ搭載車や特殊な形状のフレームだとセンサー部分が干渉して取り付け不可の場合があるのでご注意ください。

 

番外編

3年前にZwiftをプレイしていた頃はBluetoothに対応しているパワーメーターは無く、こんなANT+ドングルをiPadに挿して無理やり接続していました。

しかもコネクタの形状はLightningコネクタ全盛期の当時においてDockコネクタ
Lightning→Dock変換アダプタ+Wahoo Keyという力技

当時はiOS版Zwiftがリリースされたばかりで、iPadとパワーメーターの接続が不安定で苦労してたんですが、この数年で一気に改善されて良くなりました。

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