テンマ7歳(小学2年生)PCデビューしました。0歳から共に過ごしてきたiPad 2がさすがに限界なので、奮発して専用PCを買い与えました。ちょうどローマ字の勉強を始めたので良いタイミングかなぁと。
Chromebookという選択肢
子どもに買い与えるPCを選ぶにあたって考えたのは、使用形態(デスクトップ型/ノート型)、OS(Windows/Mac OS/Chrome OS)、セキュリティ管理、そして導入コスト。
通常だと、Windows 10搭載のノートPCが王道なんですが、親による管理の容易さ、今後教育現場で採用されていくことを見越してChromebook(Lenovo 500e Chromebook)をチョイスしました。
詳細なスペックはこちらから
本体価格は約6万円。Chromebookとしてはやや高めの機種ですが、それでもWindowsやMacと比較すると割安。小学6年生まで使うことを想定すると、動作が軽快なChromebookとは言え、そこそこのスペックは必要と判断しました。特に、学習用ということではペン入力はおそらく必須。つまりタッチパネル搭載モデルに限定されるということになります。
ペアレンタルコントロール
Chromebookの便利なところして親による端末管理の容易性があります。Chromebookは基本的にはすべてクラウドで動作(インターネットアクセスが前提)しており、子ども用のGoogleアカウント作成が必須。逆に言うと、Googleのペアレンタルコントロール機能(Google Family Link)で全て一元管理できるということです。
Windowsの場合、いろいろなアプリケーションをインストールしてローカルで何でもできてしまうので完全なペアレンタルコントロールは難しいです。また、セキュリティパッチの適用やウイルス対策にも注意を払う必要があるので親のITリテラシーに大きく左右されてしまいます。
一方で、Chromebookの場合は子ども用のGoogleアカウント(13歳未満)自体に強力な制限がかかっているため、親としては特別な意識をすることなく、子どものPC操作を適切に管理することができます。(ただ、13歳未満はYouTubeサイトにアクセスできないというのはやり過ぎな気がしますが・・・)
Androidアプリも動作
Chromebookの特徴として世の中にたくさん出回っているAndroidアプリ(スマホ用、タブレット用)をGoogle Playからダウンロードして動かすことができることがあげられます。タッチパネル搭載モデルをお勧めする理由はここにもあります。
Androidスマホ用アプリのマリオカートツアーもこの通り動作させることが可能です。これまで親のスマホを借りて遊んでいたのですが、今後は自分のPCで遊ぶことができるようになりました。
ちなみに、ChromeウェブストアからChromeの拡張機能を追加することができるのですが、提供されているアプリはお世辞にも多いとは言えませんし、今後Googleは積極的にChromeアプリをサポートしていくことはしないと表明しています。また、子ども用GmailアカウントではChrome拡張機能をインストールできないという致命的な欠点もあります。そのような意味でもAndroidアプリを動かせるのは魅力的です。
これからのデジタルネイティブ世代
日本では1976年生まれ以降がいわゆるデジタルネイティブ世代、その中でも96世代以降がネオ・デジタルネイティブ世代と言われているようですが、生まれたときからデジタル機器に囲まれているテンマ達の世代(2012年生まれ)は今後何と呼ばれるんでしょうね。
独自のケータイ文化を発展させてきた日本に当てはめると、76世代以降に生まれて主にPCでネットを駆使する人々が”デジタルネイティブ”に相当します。そして86世代以降、主にモバイル機器でネットを駆使して、動画情報をも自由に操る若者(中心は96世代以降)が”ネオ・デジタルネイティブ”となります。
電通報 世代論から紐解く
「オーディエンス・インサイト」~ネオ・デジタルネイティブの誕生~
私自身、IT屋の端くれとして日本の教育現場のITリテラシーの低さを憂いています。ひと昔前は、普通自動車運転免許を持っていない新入社員がいることに驚いたものですが、今はパソコンを知らない・キーボードをまともに打てない新入社員がいることに衝撃を受けています。スマホ普及の弊害ですね・・・ ネットやモバイル端末、情報を使いこなすことができても、その根底にあるテクノロジーや仕組みを全く理解していないということです。理解せずともその恩恵を享受できるといる素晴らしい世の中なんですが、それが日本をIT後進国にしてしまった原因の一つでもあると感じています。
まぁ、それはそれで受けれ入れて自分には自社の若手を育成していく責任があるのですが、一方で、子ども達のITリテラシーを向上させていくためには、政治や教育現場だけに任せるのは内容・質・スピード感ともに足りないと思っています。それこそ官民学一体となって取り組んでいくべきではないかと。(特に民間企業)
我が子にIT屋になれとは言わないけど、これからITの知識は必要不可欠だし、国家政策でIT人材を養成している他国の人々と渡り合っていくためには幼少のうちから楽しみながらセンスを磨いていくことが大事。
テンマにはChromebookでは満足できなくなるぐらいしっかり勉強してもらいます!
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